深川神輿の歴史と豊洲の歩み

豊洲の街の歴史とお祭り

現在の豊洲は、美しい湾岸の景観と近代的な高層ビルが立ち並ぶ最先端の街ですが、そのルーツは1923年の関東大震災以降の埋め立てに始まります。1937年に「豊洲」と正式に命名されてからは、日本の復興を支える工業地帯として大きく発展しました。

豊洲は比較的新しい街でありながら、日本の伝統文化である「お祭り」の歴史はもう70年以上も脈々と受け継がれています。古くからこの地を拓いてきた人々の情熱が、現在の活気ある豊洲のお祭りの土台となっています。


富岡八幡宮「深川八幡祭り」との繋がり

豊洲のお祭りは、江戸最大の八幡様である「富岡八幡宮」の例大祭(通称:深川祭)と深く結びついています。

深川祭は、神田祭・山王祭と並ぶ「江戸三大祭り」のひとつ。その歴史は寛永19年(1642年)にまで遡り、三代将軍・徳川家光公の長男(後の四代将軍・家綱公)の誕生を祝して行われたのが始まりとされています。

豊洲町会は、この伝統ある富岡八幡宮の「五部会」に所属し、神輿の伝統と粋な文化を次世代へと繋ぐ重要な役割を担っています。


語り継がれる、輝かしい慶事

豊洲町会、そして深川の歴史において、決して忘れることのできない輝かしい出来事があります。

平成24年(2012年)8月12日、天皇皇后両陛下(現在の上皇上皇后両陛下)が富岡八幡宮にご参拝遊ばされ、各町神輿連合渡御をご覧になられました。

水を浴びながら威勢よく進む神輿の列を、両陛下が温かい笑顔で見守られたこの行幸啓(ぎょうこうけい)は、私たち住民にとって最高の栄誉であり、後世へ永く語り継がれる大切な歴史となっています。


3年に一度の「本祭り」へ向けて

深川祭りの最大の見どころは、3年に一度おこなわれる「本祭り」です。 大小合わせて50基以上の神輿が勢揃いし、深川の街を埋め尽くす「各町神輿連合渡御」は圧巻の一言。沿道から担ぎ手に向けて容赦なく水が浴びせられることから、「水掛け祭り」としても全国に知られています。

令和8年(2026年)は、まさにこの「本祭り」にあたる特別な年です。 新しく豊洲に加わられた住民の皆様も、ぜひこの70年続く伝統の熱気と感動を肌で感じ、一緒に新しい歴史の1ページを作っていきましょう!